岩本個人教室 | お店のミカタ https://satosakura.on.omisenomikata.jp/ 先生 まるちょうだい   学校生活を応援します https://asset.omisenomikata.jp/Hp360/75/e6/816613/816613_46c68c75e6_header_logo_pc.jpg 岩本個人教室 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/ 【日記】 可愛らしい間違い Tue, 22 Sep 2015 09:12:37 +0900 1138427 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/1138427 &nbsp;<br /> <span style="font-size: large;">M<span style="font-family: ms 明朝, serif;">ちゃんは、やる気満々で馬力のある小学2年生の女の子です。</span></span><br /><span style="font-size: large;"> </span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif; font-size: large;"> 夏休みに入って第1日目に、教室に勉強に来ました。「宿題は?」と尋ねると「もう終わった」との返事。ビックリしました。「じゃあ、ここでお勉強するドリルを買おうね」と言って3冊、渡しました。</span><br /><span style="font-size: large;"> </span><br /><span style="font-size: large;"><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 家族旅行に出かけていた</span>M<span style="font-family: ms 明朝, serif;">ちゃんが、2週間後にやって来ました。第一声の「ドリル、終わっちゃった」で、また私を驚かせてくれました。</span></span><br /><span style="font-size: large;">&nbsp;</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif; font-size: large;">さっそく、答え合わせをしました。最初の方の計算問題は全部正解。ところが、最後の方の筆算の引き算は、全部間違っていました。例えば、こんな具合です</span><br /><span style="font-size: large;">  </span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"><span style="font-size: large;">   83       36      77</span></span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif; font-size: large;"> -)45     -)28    -)49</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif; font-size: large;"> ―――――    ―――――   ―――――</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif; font-size: large;">   42       12      32</span><br /><span style="font-size: large;">&nbsp;</span><br /><span style="font-size: large;"><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 正解は左から</span>38<span style="font-family: ms 明朝, serif;">、8、28ですが、最初の方の計算ができている</span>M<span style="font-family: ms 明朝, serif;">ちゃんが、なぜ、引き算の筆算だけできないのか、不思議でした。が、間違った問題を良くみていて、原因が解りました。</span>M<span style="font-family: ms 明朝, serif;">ちゃんは、一の位の引き算を、(引かれる数)から(引く数)を引くのではなく、一の位の大きい方から小さい方を引いていたのでした。</span></span><br /><span style="font-size: large;">&nbsp;</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif; font-size: large;"> 間違いはたくさんあったので、全部正解と思っていた本人はでショックのようでした。夏休み直前に学んだばかりのところでした。</span><br />&nbsp;<br /> <span style="font-size: large;">M<span style="font-family: ms 明朝, serif;">ちゃんは、筆算の引き算の意味が良く分かっていなかったようです。教科書を見せながら、まず、上が(引かれる数)、下が(引く数)だということを復習し、(引かれる数)の一の位の数が、(引く数)の一の位の数より小さいときの計算方法を教えます。「キャンデーが3個しかないのに、5個ちょうだいと言ったら、どうなるかな。5個貰えるかな?」「貰えない」「そうね、小さい数から大きい数を引くことは出来ないよね。足りないときは、よそから借りてこないとね」と言って繰り下がりを説明しました。すぐ理解できましたが、全部やり直すのはちょっと辛いようでした。でも繰り下がりが確実に身につくようにと思って黙って見守りました。</span></span><br /><span style="font-size: large;"> </span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif; font-size: large;"> 小さな子は、こんな可愛い間違いをする事を知りました。早くに気づいて良かったと思っています。新学期に悲しい思いをせずに済みました。 </span><span style="display: none;">&nbsp;</span> 【日記】 眠気 Mon, 10 Aug 2015 09:36:59 +0900 1037150 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/1037150 <br /><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> スポーツと勉強の</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">文武両道を歩いている</span><span style="font-family: helvetica, sans-serif;">A</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">子さんは、週2日勉強に来る予定になっているのですが、出席はままなりません。お休みすることも多いのですが、学校が早く終わった日には、学校から直接やって来ることもあります。</span><br /><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> ところが、机の前に座ると眠気が襲ってくるようで、勉強どころではありません。お家に帰って休んだ方が良いのではないかと思うのですが、本人は少しでも勉強したいようなのです。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> ところで、インターネットで「居眠り」を検索したところこんな事が書いてありました。</span><br /><span style="font-family: helvetica, sans-serif;">&gt;&gt;&nbsp;</span><br /><span style="font-family: hg丸ゴシックm-pro;">居眠りの原因は単なる睡眠不足だけでなく、根本にはエネルギー不足があります。居眠りがしたくなるのは、疲労からの回復を促すために「身体」を休ませる必要がある場合と、何らかの原因によって「脳」を休ませる必要がある場合です。</span><br /><span style="font-family: hg丸ゴシックm-pro;">どちらも活動のためのエネルギーが不足することで、強制的に活動を中断させられている状態です。</span><br /><span style="font-family: hg丸ゴシックm-pro;">居眠りは、自分ではコントロールできず、脳の信号によって本能的に身体が反応しています。その原因がわかったとしても、本来、眠気や居眠りしてしまうことをコントロールできるものではありません。</span><br />&gt;&gt;&nbsp;<br />&nbsp;<br /> <span style="font-family: helvetica, sans-serif;">A</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">子さんは頑張って2本の指で瞼を開けて、頑張ろうとします。が、眠気に襲われるのはエネルギー不足なのですから、頑張っても無駄です。そういうときは、「無理よ。身体が眠たい、疲れた、限界だ、って叫んでるのよ。一寸だけ、お休み」と言って、居眠りを促しています。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 眠くなるとまず、計算の速度がにぶります。次に答えが滅茶苦茶になります。そして鉛筆がポトンと落ちます。もうすっかり眠りに入っています。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> エネルギーが回復すれば、ちょっと居眠りしたぐらいの時間はすぐ取り戻せます。眠気と戦いながら、だらだら勉強するより、少し休んでから、集中して勉強するほうがよほど効率的です。眠いときには、いくら時間をかけて勉強したつもりでも、何も頭には入っていないのです。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: helvetica, sans-serif;"> A</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">子さんは疲れると思考力がなくなり、覚えていたこともすっかり忘れてしまう傾向があるので、テストの当日には最高のコンディションで臨むために、心配でも前夜無理して勉強をしないように忠告しています。疲れ過ぎては元も子もないのですから。ご父兄の方にもその事を申し上げています。</span> <span style="display: none;">&nbsp;</span> 【日記】 英語は難しい? Thu, 16 Jul 2015 08:58:57 +0900 977416 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/977416 <br /> 中学生にとって英語の習得は相当難しいことのようです。<br /> 先日ワークにこんな問題がありました。<br /> <br /> 日本語に合うように__に適切な語を書きなさい。<br /> Please&nbsp;&nbsp; __  __&nbsp;&nbsp;&nbsp; Toshi.(私のことをトシと呼んでください)<br />&nbsp;<br /> 正解は&ldquo;Please call me Toshi&rdquo;ですが、ある生徒は&rdquo;Please&nbsp; call&nbsp; my&nbsp; Toshi&rdquo;と解答しました。<br />「my じゃなくて me だよ」と、I&nbsp; my&nbsp; me を説明しようとすると、知っているとばかり 「だって、私のことってあるもん」と言うのです。<br />「なるほどそうね。でも私のことって何か持ち物を指しているかな?自分自身のことじゃないかなあ。myは私の机とか、私の学校とか、私の先生とか持ち物を言うときに使うので必ずmyの後に名詞が来るのよ。 &rdquo;私のこと" は "私を" と同じ事だね。だから me だよ」と説明したことでした。<br />「日本語の言葉どおり英語の訳語を当てはめるのでなく、文章の意味を考えて英語の単語を選ぶのよ。日本語は色々な表現が出来るから英語の勉強にはそこが難しいところなのよね」と話します。<br />&nbsp;<br /> また、なかなか身につかないのが言葉の順序です。<br /> 小学校の時、文章の書き方を「誰が、何時、何処で、何を、どの様にした、と教わりました。それはなかなか消えないようです。<br /> 例えば、「私は昨日、庭できれいな鳥を見ました」を英語にしなさい、と言う問題が出ると、&ldquo;I yesterday garden a beautiful bird&rdquo;などと、言葉どおりに単語を並べていったりします。英語の主語、動詞(述語)、場所、時という語順を習得するのは難しいことのようです。特に主語の次に動詞がくるのがなかなか身につきません。<br />&nbsp;<br /> 次に「です」と「ます」という言葉が混乱を招きます。例えば「私は勉強する」ならば "I study" と解答できるかもしれませんが「私は勉強します」になると、&ldquo;I am study" となってしまう生徒が多いのです。<br />&nbsp;<br />この辺りの中学校では、最初にBE動詞を学びます。&ldquo;I am a boy.&rdquo;は「僕は少年です」で、「I には amよ。」と繰り返えし教わるので、「です、ます」の違いに気も留めないで am をいれるのかも知れません。「ます。」は丁寧語で英語には必要ないのですが、書いてあればなにか訳語をいれたいものなのでしょう。<br /><br /> 他にも、人称によって動詞が変化したり、複数名詞にはsがついたりと、日本語とは違う文法がいろいろあります。<br /><br /> わたしたちが日本語を話せるように成るのには、学校でするような勉強はしません。言葉は自然に身についていくものです。言葉を習得する時期は2.3才の時だそうです。その時期を過ぎて外国語を学ぶことは大変なことなのです。日本語は父母、その他多くの人から自然に何度も何度も聞いて話せるようになり、幼児期、学齢期に入って読んだり書いたりして身についたように、英語も教科書を何度も何度も音読し、文型練習をし、色々な問題に数多く挑戦する事が大切だと思います。数学より倍以上の努力が必要でしょう。一方反復練習だけではなく、文法を日本語と比較して考えたりして、幼児期の日本語習得とは違い、理論で考える学習も必要です。<br /> <br />よく「何故そう言うの?」と聞かれます。説明できることもありますが 慣用句などお国柄の違いとかなどで説明できないこともあります。子供のように素直に受け入れて真似ることだと思います。<br />&nbsp;<br /> 言語習得能力は2.3才ということですが、その時期を過ぎるともう駄目と言うことではなく、思春期までは外国語を母国語の様に学ぶ能力があるそうです。中学生にとって習得する可能性が十分残っているということです。生徒と勉強しながら、どこで躓くのか、どこが難しいのか 共に学んでいきたいと思っています。



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【日記】 式の計算は丁寧に Mon, 08 Jun 2015 10:03:10 +0900 911876 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/911876
<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 私の住む小田原市の東部では、どの中学校も同じ数学のドリルを使っています。問題数が多く、学習したことを定着させるのにとても良い教材です。</span><br /><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 数学で最初に学ぶのは式の計算ですが、生徒がそれに取り組む姿勢にはおおまかに見て</span><span style="font-family: century;">3</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">つのタイプがあるようです。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: century;">   4(2x</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">y)</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">3(2x</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">5y) </span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">の計算を例に説明すると――</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 第1のタイプは、学校で習った通り、丁寧に計算するタイプです。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: century;">  4(2x</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">y)</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">3(2x</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">5y)</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> =</span><span style="font-family: century;"> 4</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">&times;</span><span style="font-family: century;">2</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">x+</span><span style="font-family: century;">4</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">&times;</span><span style="font-family: century;">(</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">y)</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">3</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">&times;</span><span style="font-family: century;">2x</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">3</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">&times;</span><span style="font-family: century;">(</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">5y</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">) ――――― &times;の記号を省略せず括弧をはずす &hellip; ①</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> =</span><span style="font-family: century;">8x</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">4 y</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">6x</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">+</span><span style="font-family: century;">15y&nbsp;&nbsp;&nbsp; </span><span style="font-family: ms 明朝;">――――――――――――――</span><span style="font-family: century;">&nbsp;</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> &times;の記号を省略</span>&nbsp; <span style="font-family: ms 明朝, serif;">&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;</span><span style="font-family: ms 明朝;">&hellip; ②</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> =</span><span style="font-family: century;">8x</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">6x</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-</span><span style="font-family: century;">4y</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">+</span><span style="font-family: century;">15y&nbsp;&nbsp;&nbsp;  </span><span style="font-family: ms 明朝;">――――――――――――――</span><span style="font-family: century;">&nbsp;</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> </span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">項を並びかえる </span>&nbsp;<span style="font-family: ms 明朝, serif;">&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip; ③</span><br /><span style="font-family: century;">  = 2x</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">+</span><span style="font-family: century;">11y &hellip;(答え)</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> </span><span style="font-family: ms 明朝;">――――――――――――――</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> </span> <span style="font-family: ms 明朝, serif;">同類項をまとめる &hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;</span><span style="font-family: ms 明朝;">&hellip;&hellip;&hellip; </span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">④</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> これは学校で教わった通りです。計算の決まりさえ間違わねば殆ど正解になります。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 第2のタイプは①と③省略して、②と④だけで答えを出すタイプ。面倒くさがり屋さんや、頭の回転が速い生徒のやり方です。<br /> <br /> 問題が簡単な時はこれで良いのですが、項数が増えたり、分数式や&times;&divide;が混じったり、累乗が加わったりするとそう簡単にはいきません。途中式が必要になります。特に分数には通分、約分、逆数など面倒な手続きがありますから、やはり途中式をちゃんと書いて取り組まねばなりません。このタイプの生徒には「学校の階段を良く2段とばしして上るでしょう。ときに踏み外して下まで落ちて痛い目に遭うことがあるよね。あれと同じで、1段1段上ると安全なように計算も途中式を1つ1つ丁寧に書いていくとオートメーションで自然に正解に辿り着くのよ。数学は手で。数学は労働よ」と申します。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 第3のタイプは ノートの端にちょこちょこメモをしたり計算をしたりして答えだけ書くタイプです。余程優秀な生徒ならいざ知らず大体正解は望めません。「脳は柔らかくて、脳に直接書いたつもりでもすぐ消えるらしいよ。覚えていると思っていても薄れたり、間違ったりして頭を悩ますよね。紙に鉛筆で書くと消えないから、思い出す必要がなく頭を痛めないで正解に辿り着くからちゃんと書きなさいよ」と注意します。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 練習のドリルで途中式を1行漏らさず書いていると</span><span style="font-family: century;">A</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">の二重丸を下さる先生もおられるようです。それ程丁寧さが大事だと言うことだと思います。高校入試では式の計算は満点を取って欲しいところだからです。式の計算で一番の敵は油断と不注意です。とくに+、-には気をつけましょう。</span>
【日記】 小学校1,2年生も Tue, 19 May 2015 09:21:28 +0900 896829 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/896829 <span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 学習塾を始めて</span>40<span style="font-family: ms 明朝, serif;">年余になりますが、小さいお子さんは、いっぱい遊んでお父さんお母さんと勉強するのが一番良いと思って今まで、小学校1、2年生の入塾はおすすめしませんでした。低学年の時は、学校で学ぶ内容も易しいので、良くできる子供はいつも丸ばかりで、あまり学習塾で教えることはないのです。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> しかし、3、4年生になるとそうはいかなくなります。いつも</span>100<span style="font-family: ms 明朝, serif;">点が取れる訳ではありません。それまで丸ばかりだったのに、</span>100<span style="font-family: ms 明朝, serif;">点が取れなくなったのをきっかけに、勉強が嫌いになってしまう子供もいます。ですから3、4年生は大切な時期です。そう考えて、これまでは3年生からの入塾をお勧めしてきたのでした。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> ところが、昨年、本年と連続で1、2年生が入塾してきて、久しぶりに低学年のお子さんと一緒に勉強しました。その中で、小学校低学年のお子さんにも、塾の勉強が役に立つことがあることを知りました。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 幼い頃お風呂の中で、お父さんやお母さんと1,2,3,・・・・4と</span>100<span style="font-family: ms 明朝, serif;">まで唱えたり、「あいうえお、かきくけこ・・・・・」と</span>50<span style="font-family: ms 明朝, serif;">音を唱えたりしたものです。また、小さな子供でも、意味も分からないのに流行歌を歌詞を間違わずに歌います。子供は暗記の天才のようです。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">低学年の子供と一緒に勉強して思うことは、算数では、数の構成をしっかり理解する事が大切だということです。指が5本、両手で</span>10<span style="font-family: ms 明朝, serif;">本、これを元に5と、</span>10<span style="font-family: ms 明朝, serif;">までの数の構成を、おはじきやサイコロのような実物を使って頭に入れることが算数の基礎だということです。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 1、2、3、4・・・をただ数の順番として覚えるのではなく、1と1で2ができる。2と3で5ができる。1が</span>10<span style="font-family: ms 明朝, serif;">個集まって</span>10<span style="font-family: ms 明朝, serif;">ができるというように、数の構成を理解できないと、</span>10<span style="font-family: ms 明朝, serif;">を超えた計算のときにも、指で一つずつ数えないと答えが分からず、位取りの理解も難しくなります。「1と9で</span>10<span style="font-family: ms 明朝, serif;">」「2と8で</span>10<span style="font-family: ms 明朝, serif;">」・・・と暗記してしまうと暗唱は出来ますが、それだけでなかなか計算に結びつかない場合があるようです。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> かけ算でも九九の暗唱は簡単ですが、その本当の意味を理解できるように、おはじきやさいころを使って、事実と結びつけて理解を助けてあげなければなりません。それは割り算に発展するためにも大切なことです。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 暗記したことをしっかり理解すること、また物事をよく考えることは低学年の時から身につけて置かなくてはと思うようになりました。分かることの楽しさ、勉強の楽しさを知り将来に備えられれば幸せです。「あ、そう言うこと!」「分かった!」とにっこりする顔をみるとホットします。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 私にもまた一つ新しい世界が開け、可愛らしい子供たちと勉強することが楽しみになりました</span> 【日記】 中学2年 進級おめでとう Wed, 08 Apr 2015 09:26:25 +0900 872066 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/872066  桜咲くこの頃、「中学入学おめでとう。」という言葉が飛び交っています。私は新入生にだけではなく、中学2年に進級した生徒さんにも、「おめでとう、よく頑張ったね。」とねぎらいと励ましの言葉を掛けてあげたい気持ちでいっぱいです。<br /> <br /> 真新しい少しぶかぶかの制服を着た、まだ可愛らしかった少年少女、ぴかぴかの1年生が1年経って、今は少しくたびれた、しかし身体にしっかり身についた制服やジャージに身を包んで、少し大人びた姿となっています。<br /> <br /> 子供から大人になり始めた新2年生にとって、中学入学からの1年間は大変な登り坂だったと思います。<br /> <br /> まず、英語です。母国語とはちがう文字、文法の習得に戸惑ったことでしょう。数学も同じです。最初は日常生活とはかけ離れた抽象化された数学の考え方が突然目の前に現れて、何が何だか分からないという状態でした。しかも中学では最初の1年間に基礎の全てを教え込もうというのが文部省の指導要領の目標のようで、学ぶべき量が多いのです。<br /><br /> 1年生の奮闘振りをこの1年間私のブログに綴って参りました。<br /> 26年6月 「中学1年生こそ 大事」<br /> 26年9月 「中学1年生の夏休み」<br /> 27年1月 「中学1年生 頑張って」<br /><br /> 1年の学期末には英語の表現もずいぶんと身につき、すらすらと問題が解けるようになり、数学は英語以上に実力が付いたようです。生徒さんと共に喜んでいます。これから2,3年と身体も心もそうして脳も発達する時期を迎えます。大いに期待しています。<br /> <br /> 今一つ頑張って欲しいことは、英語の単語を覚えることです。時間を割いて英単語の取得に努力して欲しいと願います。英語力は単語力に比例すると申します。今後高校大学と進むためにも単語を覚える習慣を身につけてください。
 
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【日記】 高校受験最後の2ヶ月 Sat, 14 Mar 2015 09:59:42 +0900 855536 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/855536 神奈川県では志望校に提出する内申書の成績は、2年の内申書の成績に3年の内申書の成績の2倍を加えた成績が135点満点で計算されます。そして、3年生は11月中旬に、内申書の為の第3回テストがあります。<br /><br /> けれども、内申書の成績が決まったからこれからは受験勉強一色とはなりません。まだ大事な単元の学習が終わっていないのです。数学は円周角、三平方の定理、英語は関係代名詞が残っています。<br /><br /> 殆どの生徒が12月初めに模擬試験を受けます。そして、その成績を参考に受験校を決めるのが普通です。試験の結果が私にも送られてきます。それをみてあわてました。1、2年で学習したことを殆ど忘れている生徒がいるのです。単元テスト、期末テストでは良い結果が出ていたので期待していたのですが、大きな落とし穴がありました。それと、もう一つ気づいたことは不注意による小さなミスが多いことでした。<br /> <br /> 残り2ヶ月で、1、2年生で習ったことを全て復習しなければなりません。数学は、神奈川県は出題傾向が決まっています。数と式(計算と基本的な理解を尋ねる物が10問ほど)、関数、図形、確率です。先ずは数と式で満点を取ることを目標とします。関数や図形は総合的に問題を分析する能力が要求される難問です。<br /><br /> それでも、数学は単元別に復習できるので復習しやすいのですが、英語は出題形式(適語選択や語順序列など)は決まっていても1、2、3年で学んだ文型が出題されるのですから復習が大変です。最初の1ヶ月は分野ごとに復習し、あとの1ヶ月で実戦問題に取り組むことにしています。<br /><br /> 私の仕事は、生徒一人ひとりの理解力に応じて手元にある数多くの問題集の中からその日の学習内容を選択する事です。もう一つ、不注意の為の小さなミスを指摘し、ミスをする悪い癖を矯正することも大事な仕事です。 <br /><br /> 1月中旬にもう1度模試を受け、2ヶ月間の成果を確かめ、志望校を決定します。1月末には志願状況中間発表があります。中学浪人を出さないという学校側の考えのもと、それぞれが自分にあった高校を最終的に決定します。そこで生徒も私も張り詰めていた気持がちょっと緩んで後はのんびりした気持ちで単語の確かめや基礎文型 数学の四則など基礎的な事に目を通し点数の底上げに務めながら受験の日を待ちます。<br /><br /> 今年になって週4回通っていたS子さんの受験2日前の出来事です。問題の解答を見ながら「丸、丸、丸、あれ丸。丸、あれ、今日は冴えてるね」とビックリ。丸を貰ったS子さんも丸が続いてビックリ。「よかったね、うれしいよ」と何回も言いました。<br />学力の成果は序々に現れると言うよりもある日突然飛躍するとよく聞きますし、私自身も何回か生徒さんにそんな姿を見てきましたが、今度も週に4日も勉強に通って重ねられた努力が突然芽を出したのでしょうか。<br />受験直前にこの様な経験が出来て本当に良かったなあと思いました。<br /><br /> 2月末に合格発表がありました。次々に 電話で嬉しい知らせがあり、また嬉しそうな顔を見せに来てくれました。私も一緒に受験に望んだような2ヶ月でした。&nbsp;<span style="display: none;">&nbsp;</span> 【日記】 教えてはいけないとき Sat, 14 Feb 2015 10:43:10 +0900 839105 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/839105
<span style="font-family: ms 明朝, serif;">「先生、教えないで」</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 私が近づこうとすると、小学</span>5<span style="font-family: ms 明朝, serif;">年生女の子の大きな声。その声にびっくり。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">「分かった。考えているのね」</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 自分で分りたい、分ったときの喜び。それは味わって欲しい喜びです。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 小学校に入学したては、一つひとつ、額が引っ付くくらいの距離で「そうよ」「出来てるよ」と声をかけての勉強でしたが、暫くして問題のペーパーを手で隠すのです。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">「どうしてかな」、その仕草は学校でよく見かける仕草です。お友達に見せたくない、教えたくない、自信がない、いろいろな心の表れだと思うのですが、私の前では必要のないことです。「学校での習慣かな」生徒の気持ちを分かりかねていました。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> それから暫く経ったある日のことでした。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">「先生、見ないで。自分で出来る!」</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">「はあ、そうだったのか」</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 手で隠す仕草の心を知りました。それからは「先生こっちで待ってるね。出来たら教えてね。答えには丸を付けさせてね」といって離れて見守ることにしました。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 自分でしたい。この自立心は小さい時から持っている大切な心なのでした。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 中学生になると、特に男子生徒は自分の気持ちを言葉で表さなくなります。その表情、仕草で気持ちを察することが多くなります。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> ペンがさっさと動いているときは分かってると思って遠くから見守ることに、 ペンが止まったり、ペンを上下に動かしたり、はてはクルクルと回し始めると困っているなと察し私の出番です。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 人間にとって大事な自立心は生まれたときから持っている尊い心なのですね。それを傷つけてはいけないと心掛けることにしました。生徒から教えられたことでした</span>
【日記】 中学1年生 頑張って Tue, 13 Jan 2015 09:13:21 +0900 819946 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/819946  中学1年生が入学して1年が経とうとしています。顔を見る度に、叱咤激励しなくてはいけない立場にありながら「大変ね」とつい同情してしまう私です。<br /><br /> 最近は小学校でも英語の勉強はありますが、本格的に学ぶのは中学に入ってからです。はじめて出会う外国語、いままで学んできた日本語の文法とは違う感触、語順、ローマ字とは違って発音通りには書かないスペル、まず第一の関門です。<br /><br /> それとは別に学び、覚えねばならない事が沢山あるのです。2年生、3年生では単元が6、7ですが、1年生は11もの単元があります。2、3年生は1年で学んだ基本文型にプラスしてもっと複雑な構文で、豊かな表現をすることに時間を掛けてゆっくり習得するように組まれていますが、1年で英語の基礎を全部習得させるように組まれているようです。<br /><br /> 基本文型を34 、基本表現を14、次から次へと習得することはかなり大変なことだと思います。しかも馴れない事項、例えば私、あなた、彼、(彼女)、それによるBe動詞の変化など思いもよらないことです。私は、私の、私に(私を)が全く違う単語なのですから驚きです。名詞に単数と複数の使い分けが必要なんて考えたこともなかったでしょう。動作を表す一般動詞と存在や状態を表すBe動詞の違いは難しいようです。Be動詞の意味がなかなか分からないようです。またデスとマスを混同しています。マスは丁寧語ですが、中学校で習う英語には無いのです、それで、難しいのです。<br /><br /> また 私たちは「私は彼女が好き。」と言いますが、この「彼女が」は主語ではないのです。でも ――が、というので主語扱いにしてしまうのです。ここが本当に理解していないと間違うところなのです。 <br /> <br /> 肯定文、否定文 命令文、疑問文、疑問詞、助動詞。等々きりがありません、特に助詞の、「の」「に」「へ」 など動詞と結び付く連語。 ああ大変です。<br /> <br /> 私の中学の時は終戦直後でまだ英語教育が軌道に乗っていなかったのでしょうか。1年、2年、3年と教科書の出版元が変わり<br /> 1年は  Let&rsquo;s learn English&nbsp;&nbsp; 2年は&nbsp;&nbsp; Jack and Betty&nbsp;&nbsp; 3年は&nbsp;&nbsp; Tuda Reader<br /> 1年では1日の日課  I get up at six&hellip;、1週間のスケジュール I clean my study on Monday&hellip;.など短い文を暗唱しました。2年では会話文 楽しかったです。3年では物語、これもまた興味深いものでした。あまり学習が大変だったという思い出がないので、苦労している生徒さんに、つい「大変ね」と言ってしまうのです。<br /><br /> ある時私の中学時代の話をしているときに、「ああ今はグローバルな時代なんだ。英語を話せて当たり前、仕事をするのに英語ができると言うことは必須なんだ」と気付きました。私の育った時代とは違うのだ、同情していてはいけない、 一つ一つの文法をかみ砕いて説明し励ましていこうと思うのです。<strong>  </strong>
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 中学1年生が入学して1年が経とうとしています。顔を見る度に、叱咤激励しなくてはいけない立場にありながら「大変ね」とつい同情してしまう私です。<br /><br /> 最近は小学校でも英語の勉強はありますが、本格的に学ぶのは中学に入ってからです。はじめて出会う外国語、いままで学んできた日本語の文法とは違う感触、語順、ローマ字とは違って発音通りには書かないスペル、まず第一の関門です。<br /><br /> それとは別に学び、覚えねばならない事が沢山あるのです。2年生、3年生では単元が6、7ですが、1年生は11もの単元があります。2、3年生は1年で学んだ基本文型にプラスしてもっと複雑な構文で、豊かな表現をすることに時間を掛けてゆっくり習得するように組まれていますが、1年で英語の基礎を全部習得させるように組まれているようです。<br /><br /> 基本文型を34 、基本表現を14、次から次へと習得することはかなり大変なことだと思います。しかも馴れない事項、例えば私、あなた、彼、(彼女)、それによるBe動詞の変化など思いもよらないことです。私は、私の、私に(私を)が全く違う単語なのですから驚きです。名詞に単数と複数の使い分けが必要なんて考えたこともなかったでしょう。動作を表す一般動詞と存在や状態を表すBe動詞の違いは難しいようです。Be動詞の意味がなかなか分からないようです。またデスとマスを混同しています。マスは丁寧語ですが、中学校で習う英語には無いのです、それで、難しいのです。<br /><br /> また 私たちは「私は彼女が好き。」と言いますが、この「彼女が」は主語ではないのです。でも ――が、というので主語扱いにしてしまうのです。ここが本当に理解していないと間違うところなのです。 <br /> <br /> 肯定文、否定文 命令文、疑問文、疑問詞、助動詞。等々きりがありません、特に助詞の、「の」「に」「へ」 など動詞と結び付く連語。 ああ大変です。<br /> <br /> 私の中学の時は終戦直後でまだ英語教育が軌道に乗っていなかったのでしょうか。1年、2年、3年と教科書の出版元が変わり<br /> 1年は  Let&rsquo;s learn English&nbsp;&nbsp; 2年は&nbsp;&nbsp; Jack and Betty&nbsp;&nbsp; 3年は&nbsp;&nbsp; Tuda Reader<br /> 1年では1日の日課  I get up at six&hellip;、1週間のスケジュール I clean my study on Monday&hellip;.など短い文を暗唱しました。2年では会話文 楽しかったです。3年では物語、これもまた興味深いものでした。あまり学習が大変だったという思い出がないので、苦労している生徒さんに、つい「大変ね」と言ってしまうのです。<br /><br /> ある時私の中学時代の話をしているときに、「ああ今はグローバルな時代なんだ。英語を話せて当たり前、仕事をするのに英語ができると言うことは必須なんだ」と気付きました。私の育った時代とは違うのだ、同情していてはいけない、 一つ一つの文法をかみ砕いて説明し励ましていこうと思うのです。<strong>  </strong>
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【日記】 子供は健気(けなげ) Mon, 08 Dec 2014 09:31:44 +0900 799686 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/799686 <strong><a href="http://iwamotoschool.jugem.jp/?eid=20">子供は健気</a></strong>
子供たちは皆、実に健気(けなげ)だなと、しみじみ思うことがあります。<br />&nbsp;<br />大人は、私も含めて子供に年齢相応の成長を期待するものです。私も娘や息子たちが小学生の頃は、授業参観や先生との面談の日は、我が子はしっかりと成長しているだろうか、と心配したものです。でもしばらくすると、日々の多忙の中で、忘れてしまっていた事を思い出します。<br />&nbsp;<br />私の教室で、学習が終わったあとお家に電話する生徒の姿に、健気さを垣間見ます。「お母さん、全部出来たよ」「3枚しか出来なかったけど良いい?」&hellip;、子供たちは、父親や母親の期待に応えたいと思っているのだな、と。<br />&nbsp;<br />ある時、ある生徒の宿題の日記に「寝たい、眠たい、疲れている」というような言葉がいっぱい書かれているのを見て、驚きました。「寝る時間もないほど忙しいの?」と聞いてみると、ほとんど毎日、学校が終わってからあちらこちらの教室に通っているとのこと。また夜は身体を鍛える教室にも行っていると。聞いて二度びっくりしました。<br />&nbsp;<br />「それはちょっと無理ね。お母さんに、君が少し疲れているようだと、先生から言ってあげようか?」と尋ねたところ、「いい、頑張るから。言わないで」と言うのです。私は「そう、分かった。でもね、そんなに眠たいのは身体がもう我慢できない、限界、限界って叫んでいるんだよ。寝なくちゃだめ。教室休んでもいいよ。」と言うことしかできませんでした。<br />&nbsp;<br />そう言えば私の子供たちも、親の期待に応えようと必死だった時期があったのだなと思い返します。でも私たち夫妻も若くて未熟だったため、自分の生き方に熱心の余り、子の健気には思いいたりませんでした。<br />&nbsp;<br />私が高校生の頃には、電気釜などない時代でしたから、薪でご飯を炊いていました。あまり丈夫でなかった母が、泣きながらご飯を炊いている姿を見たことがありました。ですから、少しでも母の助けになればと、朝には玄関や廊下を掃除してから学校に通ったことを思い出します。私も、あまり丈夫でなかった親の期待に応えようと一生懸命で、健気な高校生だったのです。<br />&nbsp;<br />親は我が子可愛さのあまり、過剰な期待をかけることがあります。そして、親の期待に応えようと必死になるあまり、体調を崩したり、心のバランスを失ったりする子供は少なくありません。小中学生のお子さんの勉強のお手伝いをしている私は、そんな親心と、健気な子供心のクッションになりたいな、時にはパイプ役も買って出たいなと思うのです。



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【日記】 子は育つ Mon, 10 Nov 2014 10:03:40 +0900 783583 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/783583      &nbsp;
 S君は、小学2年生から私の塾に通い今は6年生、私立中学の受験に挑戦しています。<br /> <br /> はじめて会ったときは小柄で可愛らしい2年生でした。お父さんが鞄を持って一緒に教室に入ってテーブルの上に勉強道具を並べ、心配そうに帰られる日々が続きました。<br /> 暫くして私に馴れてくると、じっとしておられなくなって、教室をうろうろと歩いたり走ったり、テーブルの下に潜ったり寝ころんだりし始めました。困ったなと思っていましたが、よくよく観察すると何かもごもごと口を動かしているのです。それは会話のようにも、独り言のようにも聞こえました。一人芝居をしていたのです。私は教科書にある、「くじらぐも」とか「大きな蕪」などをリクエストして観劇者となりました。しかしそのままお帰えしするのは申し訳なく思い、やりたいことを充分させてから、勉強を始めることにしました。<br /> その時考えたことは<br />&ldquo;欲張ってはいけない。国語、算数それぞれ1つでいい必ず習得してもらおう。1日プラスワン・塵も積もれば山となる&ldquo;――を目標にしょうと云うことでした。<br />「ひょっとして、S君は作家の資質があるのかな」と思ったりもしました。<br /><br /> しばらくして、S君は走り回ることはなくなりました。が、私が他の生徒さんの指導をしている間に、S君のドリルは漫画で一杯になるようになりました。折角書いた答えも見えないくらいです。それで、すぐ少し分厚い落書き帳を買ってきて、「これあげるから漫画は、これに描くのよ。ドリルに描いてはいけません」と言って渡しました。<br /> 学校の宿題は自由学習でしたので殆ど漫画のようでした。が、ちゃんとした物語性があり、説明書きもありました。またもや私は、<br />「ひょっとしたら S君は物書きになるのかな」と思ったりしました。<br /> <br /> 4年生になった頃でしょうか、今思い返せば第1反抗期だったのかもしれません。塾に来るのが嫌で嫌でたまらなくなったようでした。お母さんが無理やり連れて来られていたのかも知れません。5時過ぎて母親に付き添われてやって来ても、それはそれは嫌な顔をしています。勿論勉強は手につきません。そんな日々が続きましたので<br />「S君、そんなに嫌なら塾をやめていいんだよ」と言いました。すると、<br />「だってお父さんがやめさせてくれないんだもん。お前のためだって」と応えます。<br />「そう、S君はお父さんに負けてるんだ。だったら勉強に来なくちゃね。でも反抗してもいいんだよ」<br />と伝えましたが、教室をやめることはありませんでした。<br /> 嫌なときは鉛筆を握る手にも力が入らず字もふにゃふにゃです。が、やり出すと漢字などゆっくりと丁寧で、その緻密さはたいしたものです。<br />「S君、上手ね。先生よりきれいな字ね。(本当です、お世辞ではありません)」とよく褒めたものです。その緻密な丁寧さに、今度は<br />「ひょっとしたら、職人の資質があるのかな」と思いました。<br /> それに加えて勉強をし始めると、とても素直で「うん、うん」と言う顔は可愛かったのです。あの嫌な顔とは雲泥の差です。「本当は素直な子なんだな」と思ったものでした。<br /> ある時6時近くに勉強が終わると<br />「いまからKちゃん所に遊びに行く」と言います。<br />「ちょっと、ちょっともうお母さんがご飯を作って待っておられるよ。それにK君所もご飯だよ。遊ぶ時間は無いと思うよ」と言っても、<br />「でも、行ってみる。遊べるかもしれんもん」と、駆け出してしまいました。<br />「3度の飯より好き」と言いますが、そのときには、本当にこの子は遊ぶことが好きで好きで堪らないのだ、勉強が嫌なのではなく、遊びが好きで全エネルギーを注いでいるのだ、と感じました。<br />「ああ。もしS君が本当に好きなことに出会ったらすごい熱中ぶりだろうな。将来が楽しみだな」と、思ったのでした。<br /><br /> 5年生も終わりになると落ち着いてきて、真剣に勉強に取り組む顔は凛々しく見えるまでになりました。<br />「S君、勉強が面白くなったんじゃないの」と尋ねると<br />「中学に行ったらちゃんと勉強しなくてはならないんだよね」と答えるのです。驚きました。<br />「そうだよ。もうすぐ6年生になるもんね。S君、中学生!に成るんだよ」<br /> そんな会話を何度かしました。<br /> <br /> つい最近、S君が突然、「中高一貫校に行きたい」と言い始めました。<br />え、小田原には公立の中高一貫校はないよ。私立だよ。試験を受けなくてはいけんいんだよ」<br />「そうなの?」<br /> 本人は暢気なものです。が、私はあわてました。私の教室は補習塾で、これまで私立中学の受験をした生徒はいません。早速ご両親と話し合って近くの受験塾をお薦めしました。いまS君はそこで真剣に中学受験に挑戦しています。私はそのS君を助け応援しています。<br /><br /> S君は私に「低学年で少しぐらい心配な事があっても、大丈夫。子は育つ」ということを改めて教えてくれました。<br />今私は&ldquo;幼い魂を胸に抱き留めて、慈しんで行きたい&rdquo;とつくづく思っています。S君、有り難う。






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【日記】 文武両道 Tue, 07 Oct 2014 08:53:29 +0900 762258 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/762258 <span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 文武両道の道には、相当の覚悟と努力が必要と思われます。</span><br /><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 最近では中学校の部活動にはほとんどの生徒が参加していますが、厳しい練習が終わったあとで、学校の宿題をしたり、塾に通って学習したりするのですから、大変です。私の教室にもそんな生徒が2人います。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 生徒の一人は、</span>2<span style="font-family: ms 明朝, serif;">回塾に通う時間が無く、宿題や学校のドリルは自宅でやり、分からなかった所だけ週に</span>1<span style="font-family: ms 明朝, serif;">回の塾で学習するという方法で勉強しています。学校と塾だけを勉強の時間と考えて、のんびり毎日を過ごしている生徒とは違い、部活動に打ち込みながら宿題をするには毎日、毎晩、相当の努力をしているのだと思います。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> もう一人は小学生時代から卓球の教室に通っている生徒です。中学生になっても卓球は続けたいし、卓球も頑張りながら勉強でも力を付けるために、週2回塾での勉強を頑張ると決心されました。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> それでも中学校に入学してからは、お休みすることも多くなりました。しかし、学校が早く終わった時や、テストの前、夏休み期間中など、色々と時間をやりくりしながら頑張っています。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 学校から直接来るときは、疲れているのか、居眠りをしながらへなへなの文字を書いていることもあります。答えはめちゃくちゃです。家で寝ていた方がいいのじゃないと思いますが、しばらく見守っていると、目を覚まして勉強を始めます。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">「お家でもこうなの」と聞くと、そうだとのこと、でもやらねばならないという気持ちは強く、ご両親の応援もあって、入学して</span>2<span style="font-family: ms 明朝, serif;">回目のテストも無事切り抜けました。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 私は体育は苦手でしたし、中学時代は戦後間もない時期でしたから、部活動などはありませんでした。ですから、文武両道の辛さぶんぶや、どれほど努力が必要なのかは実感出来ませんが、二人を見ながら、頑張っているなと感心しています。応援にも力が入ります。</span> <span style="display: none;">&nbsp;</span> 【日記】 中学1年の夏休み Tue, 09 Sep 2014 08:42:40 +0900 739433 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/739433 中学1<span style="font-family: ms 明朝, serif;">年生の夏休みは大変でした。のんびりと楽しく過ごした小学生時代とは雲泥の差だったはずです。</span><br />&nbsp;<br /> <span style="font-family: ms 明朝, serif;">まず、ほとんとの生徒は毎日部活で学校に通いまず。加えて各教科の宿題です。</span><br /> <br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 国語は漢字と読書感想文。社会は統計グラフか、好きな命題での新聞作り。理科は自由研究。</span> <span style="font-family: ms 明朝, serif;">数学は</span>40<span style="font-family: ms 明朝, serif;">ページほどの計算問題。英語は単語帳作って単語を覚え、基本文型の反復練習をします。美術は絵画</span>1<span style="font-family: ms 明朝, serif;">枚などなど。</span><br /> <br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 数学はプラスマイナス、文字式の初歩です。この宿題でこれから発展する中学数学の基礎は出来るのでとても良いことなのですが、同じことばかり40ページも繰り返すのですから、うんざりするのでしょう。「もう、嫌」、と顔に書いてあります。そんなときは、「同じことばかり嫌ね。飽きたら気分転換で英語に移ると良いよ」と声をかけます。</span><br /> <br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 夏休みの宿題でほとんどの生徒が力を付けますが、英語はそう簡単にはいきません。初めて学ぶ外国語なのです。</span>1<span style="font-family: ms 明朝, serif;">学期に、なにがなんだか分からないまま、最初のテストで散々な点をもらってすっかり自身を失った生徒や、これじゃいけないと思った生徒が夏休み直前に入塾してきます。以前と比べて最近は進度が速く、夏休み前に既に相当難しい単語や文型が出てきます。夏休みの間に</span>5<span style="font-family: ms 明朝, serif;">単元の復習をしなくてはなりません。日本語しかしらなかった生徒が新しい言葉を学ぶのは至難な業なのです。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> この様な困難に直面している生徒たちの頭に、夏休み中に新しく英語脳(私の造語ですが)を作ってあげたいと言うのが私の目標でした。はたして目標は実現できたのでしょうか。そう簡単なことではありませんでした。けれど、「継続は力なり」です。日々の学習の積み重ねによって、2年生、3年生と成長していくにしたがって、少しずつ「英語脳」が形成されていくことでしょう。それはこれまで経験済みのことです。これからも生徒達と英語力獲得に励んで参りたいと思っています。</span> <span style="display: none;">&nbsp;</span><span style="display: none;">&nbsp;</span>
【日記】 宿題ーー私の枕の草子 Tue, 12 Aug 2014 09:40:41 +0900 721396 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/721396 <strong><span style="font-size: medium;">中学2年生の女の子の、学校の宿題の課題は「私の枕草子」</span></strong><br /><strong><span style="font-size: medium;">生徒と一緒に、生徒のイメージする夏を、枕草子風にまとめた作品です。</span></strong><br /><strong><span style="font-size: medium;">子供の新鮮な感性にびっくりしました。</span></strong><br /><br /><strong><span style="font-size: medium;">夏は真昼。</span></strong><br /><strong><span style="font-size: medium;">私は暑い夏が好き。太陽の灼熱がジリジリと肌を刺す。</span></strong><br /><strong><span style="font-size: medium;">外から聞こえる子供たちの歓声、喉を嗄らす蝉の声が元気をくれる。</span></strong><br /><strong><span style="font-size: medium;">チリンチリン。風鈴の音が家の中に涼を運ぶ。コロンコロン。氷がコップの中に浮いているのも嬉しい。</span></strong><br /><strong><span style="font-size: medium;">毎夏訪ねる祖母の家。庭では桶の冷たい水にスイカが泳いでいる。</span></strong><br /><strong><span style="font-size: medium;">ひまわりが太陽に向かって大きな顔を並べて立っている。</span></strong><br /><strong><span style="font-size: medium;">私と同じ。暑い夏を楽しんでいる。たぶん。</span></strong><br /><br /> 【日記】  単語練習も丁寧に Thu, 17 Jul 2014 08:55:41 +0900 706176 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/706176 <strong>   <br /></strong><strong>「英語力は単語力に比例する」と言います。私も、口を酸っぱくして子供たちに言っています。けれども、週1回の復習では、その週に学校で新しく学習してきた構文を覚えて身に着けることに時間を取られて、単語を記憶する練習は殆ど出来ません。<br /><br /><strong><span style="font-size: 12pt;"><span style="font-family: ms pゴシック;">&nbsp; 時間が余ったときには、作ってある各単元の単語カードで 英語を読む、単語の意味を言う、日本語を英語にするという反復練習をさせて、単語を覚えているかチェックしますが、その時間が取れることはあまりありません。後は「スペルはお家で覚えてね」と生徒さん任せでした。「英語力は単語力に比例するからね」と口添えはしておりましたが&hellip;。</span></span></strong><br /><br /><strong><span style="font-size: 12pt;"><span style="font-family: ms pゴシック;"> けれども、子供たちは、なかなか自分で単語の練習は出来ないようです。また最近は定期テストには単語そのもののテストはなく、並べ替えや、適語を選ぶといった問題が多く、子供たちは「単語のテストはないもん」と、どこ吹く風です。</span></span></strong><br /><br /><strong><span style="font-size: 12pt;"><span style="font-family: ms pゴシック;"> 学校のテストだけなら、何となく覚えていれば何とか出来ると言うことかも知れません。しかし、単語一つ一つの意味 スペルを覚えていないと、文章を正しく理解し正解を出すことは難しいのです。アバウトな理解は正解に至りません。また長文読解には手も出ません。</span></span></strong><br /><br /><strong><span style="font-size: 12pt;"><span style="font-family: ms pゴシック;"> ですから、最近は単語の練習に時間を割くことにしています。各単元に出てくる単語を、既に知っているはずの易しい単語も含め全てチェックして。覚えていない単語は練習させます。時間過ぎてもお迎えのお父さん、お母さんにちょっと待っていただいても「やろうね」と言って時間を割いています。</span></span></strong><br /><br /><strong><span style="font-size: 12pt;"><span style="font-family: ms pゴシック;"> 案外と知っているはずの単語を忘れているものです。また短い前置詞の意味、使い方は大切で難しいのです。細かな、丁寧な勉強こそ、英語力アップの近道なのです。</span></span></strong>&nbsp;<span style="display: none;">&nbsp;</span><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /></strong>
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【日記】 中学1年生こそ大事 Thu, 12 Jun 2014 08:56:10 +0900 683560 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/683560 <span style="font-family: ms 明朝, serif;"><span style="font-family: Verdana;"> 小</span>学</span><span style="font-family: times new roman, serif;">4</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">年生から通っていた生徒が今年中学生になりました。いま一緒に勉強していて、小学生から中学生になると言うことは大変な事なんだな、子供が大人になる過程で登らなければならない知的な階段は、長く険しいものなのだと、教えながらしみじみ感じています。</span><br /> <br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">先ず数学です。中学からは算数が数学になります。小学校の算数では、日常生活に即して、あげる、貰う等を 増えたり(足す)、減ったり(引く)、分けたり</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">(</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">割る</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">)</span> <span style="font-family: ms 明朝, serif;">と考えれば良いのでが、中学ではマイナス、プラスの符号が現れ、日常生活にはない負の数が登場します。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">例えば、</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> (+3)+(+5)=+8</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> (-3)+(-5)=-8</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> (-3)-(-5)=</span><span style="font-family: times new roman, serif;">+</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">2</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">足し算はまだ良いのですが引き算になると一寸厄介です。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> マイナスをマイナスするとは、日常ではありません。借りたお金を返さなくて良いと言うことで貰ったと同じことになるよね、と説明しても、非日常なことを無理に貸し借り置き換えている訳ですから、すんなりとは理解できません。つまり、具体的なできごとに置き換えられた算数と違い、数学には抽象的な世界が登場するのです</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> また記述的にも</span><span style="font-family: times new roman, serif;">6</span><span style="font-family: ms 明朝, serif;">年間身についたことはなかなか修正できません。</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">例えば 式のカッコやプラスが省略されるところまで進むと</span><br /> <br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">-5-3=-2 (間違い) 正解は-8</span><br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> -5+3=-8 (間違い) 正解は-2</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">などの数式が出ててくると、混乱します。マイナスは引き算 プラスは足し算と言う概念がしっかり根付いているため、数式を目にしたとき先ず 5-3 5+3が目に付くようです、式の前に符号があるという経験が無かったので 前の- や+は飾りのように思えるようです。</span><br /> <br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">同じ数を何度も掛ける累乗もなかなか身につきません。小さな2が&times;2になってしまうのです。次にやって来るのが文字式、算数なのになぜ数字じゃないのと、馴れるまでは時間が掛かります。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> しかし中学1年生で正負の数、文字式の理屈がしっかり分かれば、2年生への階段は険しくはありません。スムースに上れます。また1.2年をマスターしておれば3年で新たに入る2次式 二つ以上の文字のかけ算もそんなに理解困難ではありません。抽象的な物の考え方が頭のなかに出来たからでしょう。身体も頭も大人になったと言うことだと思います。それに中学3年頃には思考力が伸びるように思えます。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 英語も同じです。日本語にない文法例えば、複数形、動詞の語尾変化等、また文章を書く語順が日本語とは全然違うとか、身についた母国語とは違う言語を学ぶのですからそれが身につくのには反復練習の時間と忍耐が要ります。また小学校で学んだローマ字の記述から抜け出すのは容易ではありません。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;"> 数学と同じくも英語の基礎は1年生で全て出てきますから、1年生で丁寧に我慢強く学べば2年、3年はより豊かな表現が出来る文型が増えるだけですから覚えれば良くそんなに困難ではありません。</span><br />&nbsp;<br /><span style="font-family: ms 明朝, serif;">大切なのは中学1年生の学びです。数学も英語も入学したての1年生にこそ丁寧に勉強して貰いたいと願っています。</span> <span style="display: none;">&nbsp;</span> 【日記】 素晴らし出発 Wed, 14 May 2014 19:19:01 +0900 666648 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/666648 今年の中学3年生は受験に向け素晴らしいスタートを切ることが出来ました。<br /> その理由は、受験生の3年生になる前の2月末に、中学2年生対象の高校合格模擬テストを受けたからでした。<br /> <br /> テストの結果、その時点での希望高校の「安全圏」「合格圏」「努力圏」などの合否判定が示されたため、受験に向かってのはっきりした心構えができたのです。<br /> <br /> 3月、4月は、春休みがあるので、中学1、2年の復習が充分に出来きます。復習すると、自分の不得意な分野がはっきりと解ります。目標がはっきりしていると、勉強も真剣になり、不注意やちょっとした勘違いで間違うと、悔しさも増します。悔しい想いをすると、次はもっと真剣に取り組むようになります。<br /><br />&nbsp;&nbsp; 3月、4月の間に復習が十分にできたので、3年生になって新しく学んだ数学の2次式も、驚くほどスムーズに理解できました。その姿をみて、私もとても嬉しく思いました。<br /> <br /> 連休も終わりいよいよ本格的に学習が進みます。これからの学びが楽しみです。こんなに早く受験に焦点を合わせて勉強を始めた3年生は、今までになかったように思います。<br /> 【日記】 僕の勉強部屋 Mon, 21 Apr 2014 09:01:15 +0900 653677 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/653677 &nbsp;&nbsp;&nbsp;<br /> T君は 中学2年生の夏休み前に入塾してきました。英語も数学も手取り足取り説明が必要でしたが、問題その物をノートに書き写した後に問題を解くというような努力家でした。そこまでしなくてもと思いましたが、問題をいい加減に読んで早とちりする子供も多いので、これも良い方法なのかもしれないと思い直しました。やがて、力をつけて独力で問題を解くようになりました。<br />&nbsp;<br /> 入塾して半年も経たないうちに、学校のドリルも、私が提供しているワークもやり終えて、通信教育の教材を持ってくるようになりました。解説付きなのでほとんどは自力でこなしていました。私が手助けすることはなくなり、2時間見守っているだけの日もあるくらいです。帰るときに「今夜は何にも手伝えなかったけれど良かったかな?」と訊ねると、「大丈夫です」とにっこり微笑んで帰っていきます。わざわざ遠くから来なくてもお家で出来ることなのにと思うのですが、お家はテレビの音や家族の声で集中できないのかななどと、考えを巡らせています。<br /> <br /> 20年以上も前のことですが、やはり全然手助けしなくてもいい生徒さんがいたことを思い出しました。問題集も自分で持ってくるし、解答も自分でチェックするので私は時々質問に答えるだけでした。お家で勉強したら良いのにと思うのですが、週に3回来て黙々と勉強して帰っていっていました。私は何もしていないのに、ご両親から「とてもよく勉強するようになり成績もあがった」と感謝され、恐縮したことでした。<br />&nbsp;<br /> 次男が中学生の時、長野県の富士見で農作業や家畜の飼育をしながら地元の学校に通わせてくださる農場を作られた方があり、次男はそこに内地留学しました。お訪ねして、24時間青少年と寝食を共にしておられるご夫妻を目の当たりにして、そのご苦労はいかばかりかとお礼申し上げると「いや、私たちは場を提供しているだけですよ」と言われました。その時「場の提供」という言葉をはじめて耳にしました。<br />&nbsp;<br />  私の仕事には、「教える」「伸ばす」「寄り添う」と色々な姿があると思いますが、T君の姿をみていて、「場の提供」という役割もあることを知りました。<br />&nbsp;
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【日記】 若い命にささえられ Thu, 13 Mar 2014 19:28:35 +0900 632510 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/632510  今年も別れと出会いの季節となりました。30年余り塾の仕事をしていますが、この長い間、若い命にささえられてきたなあとしみじみ思います。<br /> 30年の月日には私の人生にも色々なことがありました。孫の世話、遠く熊本にいる母の月に一度の見舞い、看病、九州にいた父母、義父母4人との別れ、主人の病気入院などなど。そんな時疲れ果てますが、どんなに疲れていても塾にやってくる子どもたちに会って、共に勉強をしていると、疲れを忘れ仕事が終わったときには元気を回復しているのに気づいたものでした。<br /> 色々な役目が終わって子供達も自立し、時間が出来るとNHKの趣味の時間で教えられる事で面白そうなことに色々手を出しました。習字、ピアノ、パソコン操作、ホームページ作り、牛乳パックや包装紙などでの絵葉書作り、ガーデニング、そこで咲かせたお花で押し花を作った葉書作り、和服のリホーム、写真、料理等々。でも、もともと器用では無いので何もものにはなりませんでしたが、それなりに楽しみました。<br />そうこうしているうちに主人が脳梗塞、また転倒して大腿骨挫傷で入院したりで私も疲れたのでしょうか。食事が美味しくなくなり、食べられなくなって、料理をする事が嫌で嫌で堪らなくなり、生きている事が辛く、はやく死にたいなあーと思うようになりました。<br />折も折、あちらこちらに塾が出来、少子化もあって塾は閑古鳥が鳴くように淋しくなりました。でも生きるためには仕事は止められず、細々と続けました。死にそうな、死にたいなあと思う私を活かしくれたのはやっと生きている私のところに来てくれた子供さん達でした。<br />そんな時間がどれくらい続いたでしょうか、その内に少しずつ回復して食事も美味しく感じるようになって、元気に仕事が出来るようになりました。<br />今は再び趣味をする意欲も、気力もありませんが、子供たちの成長する姿、変わっていく様子を楽しみに傍らに寄り添い、教えてあげることだけが私の生き甲斐と言いましょうが、それ以上に命そのものとなりました。<br /> 今年も新しい出会いを楽しみに待っています。&nbsp;<span style="display: none;">&nbsp;</span> 【日記】 時の流れ Thu, 23 Jan 2014 10:02:27 +0900 602554 https://satosakura.on.omisenomikata.jp/diary/602554 ここ小田原・鴨宮地区で学習塾を始めて30有余年が過ぎました。世の中はすっかり変わりました。<br />&nbsp;<br />塾を始めた頃、酒匂の家の周りは田んぼで、春の終わりの夜には蛙の鳴き声が賑やかでした。散歩も殆ど田畑の中を歩いていましたが、今はその田んぼは分譲住宅になり、鴨宮地区にはアパート、マンション、ヨーカドー、西武、シティモール等々大型店が林立し、かつての田園タウンは賑やかで車の渋滞に悩む町に変わってしまいました。<br />&nbsp;<br />世の中の変化と共に学ぶ子供達の姿も変わってきました。十年一昔と言いますが、大きな流れとして、私の脳裏にハッキリと残っている姿は3つぐらいに分けられます。<br />&nbsp;<br />酒匂の水道道で塾を始めた頃はまだ塾がそんなにはありませんでした。そのせいか、多くの生徒さんが集まって来ました。小学生はやんちゃで腕白で元気いっぱいでした。てんやわんやの賑わいの中で、一日が終わるとくたくたになりました。<br />中学生は生意気盛りで、反抗心丸出しの元気がありました。まず挨拶も無く黙ってぬうーと入ってくるのです。「挨拶は」と初めは注意していましたが、こちらから「今晩は」と声をかけることにしました。でも良い返事をしてくれ生徒は少なかったように覚えています。<br />&nbsp;<br />平成に入って中里に教室を新築しました。初めの頃は家の周りに賑やかな子ども達の遊び声や走り回る足音が聞こえていましたが、今は子供達の声は殆ど聞こえず寂しいものです。ヨーカードや市の公社マロニエなどの大きな建物の影に座って子供達がたむろしています。それぞれにパソコンゲームをしていたりカードで遊んでいたりしているようです。<br />中里に移ってからの記憶で、はっきりしているのは、酒匂時代のような元気な子供がいなくなったことです。腕白な小学生は姿を消し、私が声を掛けるまでは何もしないで座っています。勉強の準備もせず座っているだけです。「私はまるで餌を作って口の中に入れてあげてるようだ」と思った記憶が鮮明です。また酒匂時代には身構えて対応しなくてはならなかった中学生は、温和になり、こちらで提供する教材をそのまま受け入れるという感じでした。<br />&nbsp;<br />現在私の所で勉強している生徒さんは個性的で、自主的です。ぞれぞれが学校のドリルをしたり、宿題の英語の暗記を練習したり、学校で理解できなかったところを尋ねたりと、その日その時に自分で判断して学習を始めます。特に受験生は冬休み前に自発的に受験用のドリルを自分で選んで学んでいます。休み明けに2冊目に入った生徒さんもいます。<br />&nbsp;<br />中里に移ってきた頃は、あまりに大人しく覇気も自主性も失ってしまった子供たちの姿を目の当たりにして、これからの社会はどうなってしまうのかと、随分心配もしましたが、私は現在の生徒さんの自主性、積極性に光明を感じ、将来に希望を持っています。そんな子供たちと、毎日楽しく学習しています