岩本個人教室 の日記
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文武両道
2014.10.07
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文武両道の道には、相当の覚悟と努力が必要と思われます。
最近では中学校の部活動にはほとんどの生徒が参加していますが、厳しい練習が終わったあとで、学校の宿題をしたり、塾に通って学習したりするのですから、大変です。私の教室にもそんな生徒が2人います。
生徒の一人は、2回塾に通う時間が無く、宿題や学校のドリルは自宅でやり、分からなかった所だけ週に1回の塾で学習するという方法で勉強しています。学校と塾だけを勉強の時間と考えて、のんびり毎日を過ごしている生徒とは違い、部活動に打ち込みながら宿題をするには毎日、毎晩、相当の努力をしているのだと思います。
もう一人は小学生時代から卓球の教室に通っている生徒です。中学生になっても卓球は続けたいし、卓球も頑張りながら勉強でも力を付けるために、週2回塾での勉強を頑張ると決心されました。
それでも中学校に入学してからは、お休みすることも多くなりました。しかし、学校が早く終わった時や、テストの前、夏休み期間中など、色々と時間をやりくりしながら頑張っています。
学校から直接来るときは、疲れているのか、居眠りをしながらへなへなの文字を書いていることもあります。答えはめちゃくちゃです。家で寝ていた方がいいのじゃないと思いますが、しばらく見守っていると、目を覚まして勉強を始めます。
「お家でもこうなの」と聞くと、そうだとのこと、でもやらねばならないという気持ちは強く、ご両親の応援もあって、入学して2回目のテストも無事切り抜けました。
私は体育は苦手でしたし、中学時代は戦後間もない時期でしたから、部活動などはありませんでした。ですから、文武両道の辛さぶんぶや、どれほど努力が必要なのかは実感出来ませんが、二人を見ながら、頑張っているなと感心しています。応援にも力が入ります。