岩本個人教室 の日記
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中学1年の夏休み
2014.09.09
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中学1年生の夏休みは大変でした。のんびりと楽しく過ごした小学生時代とは雲泥の差だったはずです。
まず、ほとんとの生徒は毎日部活で学校に通いまず。加えて各教科の宿題です。
国語は漢字と読書感想文。社会は統計グラフか、好きな命題での新聞作り。理科は自由研究。 数学は40ページほどの計算問題。英語は単語帳作って単語を覚え、基本文型の反復練習をします。美術は絵画1枚などなど。
数学はプラスマイナス、文字式の初歩です。この宿題でこれから発展する中学数学の基礎は出来るのでとても良いことなのですが、同じことばかり40ページも繰り返すのですから、うんざりするのでしょう。「もう、嫌」、と顔に書いてあります。そんなときは、「同じことばかり嫌ね。飽きたら気分転換で英語に移ると良いよ」と声をかけます。
夏休みの宿題でほとんどの生徒が力を付けますが、英語はそう簡単にはいきません。初めて学ぶ外国語なのです。1学期に、なにがなんだか分からないまま、最初のテストで散々な点をもらってすっかり自身を失った生徒や、これじゃいけないと思った生徒が夏休み直前に入塾してきます。以前と比べて最近は進度が速く、夏休み前に既に相当難しい単語や文型が出てきます。夏休みの間に5単元の復習をしなくてはなりません。日本語しかしらなかった生徒が新しい言葉を学ぶのは至難な業なのです。
この様な困難に直面している生徒たちの頭に、夏休み中に新しく英語脳(私の造語ですが)を作ってあげたいと言うのが私の目標でした。はたして目標は実現できたのでしょうか。そう簡単なことではありませんでした。けれど、「継続は力なり」です。日々の学習の積み重ねによって、2年生、3年生と成長していくにしたがって、少しずつ「英語脳」が形成されていくことでしょう。それはこれまで経験済みのことです。これからも生徒達と英語力獲得に励んで参りたいと思っています。