岩本個人教室 の日記
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ちょっとしたミス
2013.12.10
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11月の終わりに、今年最後のテストが始まりました。
春に入塾した生徒さんの一人は、最初の頃は自信が無くて、話す声が小さくて聞こえないぐらいでした。またもう一人は やはり分からないので勝手なことばかりしてお喋りばかりしていました。が 約半年が過ぎて、随分実力が付き、テスト勉強が楽しみなほどになりました。
ところで、テスト勉強をして分かったことは、理解はしているのに小さなミスが余りにも多いと言うことです。
数学でプラス、マイナスを間違えるのは仕方ないとしても、もっと小さな間違いが多いのです。例えば式では足すと書いているのに掛けたり、その反対だったり。ノートの端にしている計算は合っているのに式に間違えて写していたり。全部出来ているのに何故か最後の答えで計算ミスしてしまうことがあるのです。
小学校の低学年程度の計算を間違えてしまうこともあります。なのに、本人はその間違いに気付いても、笑っているのです。
「ここでは笑って居れるけれど、テストで間違えたら悔しいよ。私が学生の頃は考えた過程を答案用紙に書いていたので、例え答えが間違っていても何点か貰えたけれど、このごろ貴方たちは解答用紙に答えだけ書くのだから 零点だよ。もう・・おしい! あなた相当良い点を貰えるのよ」と言ったことです。なぜこんな間違いが多いのでしょうか。
それにしてもこれだけ実力が付いたことは本当に嬉しいことでした。 時に私が数字を間違えて説明していると「先生 違う」と言ってくれるのです。それだけ注意力があるのに何故と思うのです。私の間違いを指摘してくれるとは実力が付いたという証ですからとても喜ばしいことです。
試験前の最後の勉強のあとには、「どうかミスをしないように」と願いながら、玄関で見送りました。