岩本個人教室 の日記
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応用問題
2013.08.22
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今に始まったことではありませんが、応用問題が苦手な生徒がたくさんいます。30数年、中学生と勉強してきましたが、その傾向はどんどん強くなっているように感じます。
問題の意味や解き方を考えるのを億劫がり、ただ単純に解き方を覚えたがります。それまでに習ったことで十分に解けるはずの問題でも、問題の形式が新しくなると、それまでに学んだことを関連付けて考えることができず、解き方を教えてもらうまで待っているのです。
先日、中学3年生が夏休みの宿題で、2次方程式を勉強しました。公式を覚えれば簡単に解ける基礎的な問題は、すぐに習得しますが、ちょっと問題の形式が変わったり、複雑になると、もうお手上げ。「わかりません」の連発になるのです。
本来、基礎的な問題より、応用問題の方が解く楽しみが大きいはずなのです。子供たちにどのようにしてその楽しみを伝え、考える喜びを育て、応用問題を得意にさせてやれるか、それが私の課題です。