岩本個人教室 | 日記 | 小学校1,2年生も


2015/05/19
小学校1,2年生も


 学習塾を始めて40年余になりますが、小さいお子さんは、いっぱい遊んでお父さんお母さんと勉強するのが一番良いと思って今まで、小学校1、2年生の入塾はおすすめしませんでした。低学年の時は、学校で学ぶ内容も易しいので、良くできる子供はいつも丸ばかりで、あまり学習塾で教えることはないのです。
 
 しかし、3、4年生になるとそうはいかなくなります。いつも100点が取れる訳ではありません。それまで丸ばかりだったのに、100点が取れなくなったのをきっかけに、勉強が嫌いになってしまう子供もいます。ですから3、4年生は大切な時期です。そう考えて、これまでは3年生からの入塾をお勧めしてきたのでした。
 
 ところが、昨年、本年と連続で1、2年生が入塾してきて、久しぶりに低学年のお子さんと一緒に勉強しました。その中で、小学校低学年のお子さんにも、塾の勉強が役に立つことがあることを知りました。
 
 幼い頃お風呂の中で、お父さんやお母さんと1,2,3,・・・・4と100まで唱えたり、「あいうえお、かきくけこ・・・・・」と50音を唱えたりしたものです。また、小さな子供でも、意味も分からないのに流行歌を歌詞を間違わずに歌います。子供は暗記の天才のようです。
 
低学年の子供と一緒に勉強して思うことは、算数では、数の構成をしっかり理解する事が大切だということです。指が5本、両手で10本、これを元に5と、10までの数の構成を、おはじきやサイコロのような実物を使って頭に入れることが算数の基礎だということです。
 
 1、2、3、4・・・をただ数の順番として覚えるのではなく、1と1で2ができる。2と3で5ができる。1が10個集まって10ができるというように、数の構成を理解できないと、10を超えた計算のときにも、指で一つずつ数えないと答えが分からず、位取りの理解も難しくなります。「1と9で10」「2と8で10」・・・と暗記してしまうと暗唱は出来ますが、それだけでなかなか計算に結びつかない場合があるようです。
 
 かけ算でも九九の暗唱は簡単ですが、その本当の意味を理解できるように、おはじきやさいころを使って、事実と結びつけて理解を助けてあげなければなりません。それは割り算に発展するためにも大切なことです。
 
 暗記したことをしっかり理解すること、また物事をよく考えることは低学年の時から身につけて置かなくてはと思うようになりました。分かることの楽しさ、勉強の楽しさを知り将来に備えられれば幸せです。「あ、そう言うこと!」「分かった!」とにっこりする顔をみるとホットします。
 
 私にもまた一つ新しい世界が開け、可愛らしい子供たちと勉強することが楽しみになりました

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