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岩本個人教室 の日記

高校受験最後の2ヶ月

2015.03.14

神奈川県では志望校に提出する内申書の成績は、2年の内申書の成績に3年の内申書の成績の2倍を加えた成績が135点満点で計算されます。そして、3年生は11月中旬に、内申書の為の第3回テストがあります。

 けれども、内申書の成績が決まったからこれからは受験勉強一色とはなりません。まだ大事な単元の学習が終わっていないのです。数学は円周角、三平方の定理、英語は関係代名詞が残っています。

 殆どの生徒が12月初めに模擬試験を受けます。そして、その成績を参考に受験校を決めるのが普通です。試験の結果が私にも送られてきます。それをみてあわてました。1、2年で学習したことを殆ど忘れている生徒がいるのです。単元テスト、期末テストでは良い結果が出ていたので期待していたのですが、大きな落とし穴がありました。それと、もう一つ気づいたことは不注意による小さなミスが多いことでした。
 
 残り2ヶ月で、1、2年生で習ったことを全て復習しなければなりません。数学は、神奈川県は出題傾向が決まっています。数と式(計算と基本的な理解を尋ねる物が10問ほど)、関数、図形、確率です。先ずは数と式で満点を取ることを目標とします。関数や図形は総合的に問題を分析する能力が要求される難問です。

 それでも、数学は単元別に復習できるので復習しやすいのですが、英語は出題形式(適語選択や語順序列など)は決まっていても1、2、3年で学んだ文型が出題されるのですから復習が大変です。最初の1ヶ月は分野ごとに復習し、あとの1ヶ月で実戦問題に取り組むことにしています。

 私の仕事は、生徒一人ひとりの理解力に応じて手元にある数多くの問題集の中からその日の学習内容を選択する事です。もう一つ、不注意の為の小さなミスを指摘し、ミスをする悪い癖を矯正することも大事な仕事です。 

 1月中旬にもう1度模試を受け、2ヶ月間の成果を確かめ、志望校を決定します。1月末には志願状況中間発表があります。中学浪人を出さないという学校側の考えのもと、それぞれが自分にあった高校を最終的に決定します。そこで生徒も私も張り詰めていた気持がちょっと緩んで後はのんびりした気持ちで単語の確かめや基礎文型 数学の四則など基礎的な事に目を通し点数の底上げに務めながら受験の日を待ちます。

 今年になって週4回通っていたS子さんの受験2日前の出来事です。問題の解答を見ながら「丸、丸、丸、あれ丸。丸、あれ、今日は冴えてるね」とビックリ。丸を貰ったS子さんも丸が続いてビックリ。「よかったね、うれしいよ」と何回も言いました。
学力の成果は序々に現れると言うよりもある日突然飛躍するとよく聞きますし、私自身も何回か生徒さんにそんな姿を見てきましたが、今度も週に4日も勉強に通って重ねられた努力が突然芽を出したのでしょうか。
受験直前にこの様な経験が出来て本当に良かったなあと思いました。

 2月末に合格発表がありました。次々に 電話で嬉しい知らせがあり、また嬉しそうな顔を見せに来てくれました。私も一緒に受験に望んだような2ヶ月でした。  

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