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岩本個人教室 の日記

子供は健気(けなげ)

2014.12.08

子供は健気 子供たちは皆、実に健気(けなげ)だなと、しみじみ思うことがあります。
 
大人は、私も含めて子供に年齢相応の成長を期待するものです。私も娘や息子たちが小学生の頃は、授業参観や先生との面談の日は、我が子はしっかりと成長しているだろうか、と心配したものです。でもしばらくすると、日々の多忙の中で、忘れてしまっていた事を思い出します。
 
私の教室で、学習が終わったあとお家に電話する生徒の姿に、健気さを垣間見ます。「お母さん、全部出来たよ」「3枚しか出来なかったけど良いい?」…、子供たちは、父親や母親の期待に応えたいと思っているのだな、と。
 
ある時、ある生徒の宿題の日記に「寝たい、眠たい、疲れている」というような言葉がいっぱい書かれているのを見て、驚きました。「寝る時間もないほど忙しいの?」と聞いてみると、ほとんど毎日、学校が終わってからあちらこちらの教室に通っているとのこと。また夜は身体を鍛える教室にも行っていると。聞いて二度びっくりしました。
 
「それはちょっと無理ね。お母さんに、君が少し疲れているようだと、先生から言ってあげようか?」と尋ねたところ、「いい、頑張るから。言わないで」と言うのです。私は「そう、分かった。でもね、そんなに眠たいのは身体がもう我慢できない、限界、限界って叫んでいるんだよ。寝なくちゃだめ。教室休んでもいいよ。」と言うことしかできませんでした。
 
そう言えば私の子供たちも、親の期待に応えようと必死だった時期があったのだなと思い返します。でも私たち夫妻も若くて未熟だったため、自分の生き方に熱心の余り、子の健気には思いいたりませんでした。
 
私が高校生の頃には、電気釜などない時代でしたから、薪でご飯を炊いていました。あまり丈夫でなかった母が、泣きながらご飯を炊いている姿を見たことがありました。ですから、少しでも母の助けになればと、朝には玄関や廊下を掃除してから学校に通ったことを思い出します。私も、あまり丈夫でなかった親の期待に応えようと一生懸命で、健気な高校生だったのです。
 
親は我が子可愛さのあまり、過剰な期待をかけることがあります。そして、親の期待に応えようと必死になるあまり、体調を崩したり、心のバランスを失ったりする子供は少なくありません。小中学生のお子さんの勉強のお手伝いをしている私は、そんな親心と、健気な子供心のクッションになりたいな、時にはパイプ役も買って出たいなと思うのです。   

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